House F

森の遊牧民   2006

東京下町の住宅街一角を敷地とする住宅の計画。
住まいと住まい手の新たな関係性を提示するような「未来の住宅」を求められた。
本提案では、まずはじめに森を作ることから提案した。
住宅地の一画に、今もこれからもずっと森であるような場所があると、

その住宅地は少し豊かになる。

高い木や低い木、冬には落葉してしまう木、春にたくさんの花を咲かせる木。

木々たちの踊り騒ぐ変化を縫って、三つの住宅を後に建てる。

細長い家、広い家、高い家

いずれも家の中に遠いところがあって、長い距離を移動しながら生活する。
住人たちはそれぞれの家が持つ木々の風景を追って、遊牧するように暮らす。
 

©  TAKU NISHIKAWA HARUKA HIRATA ARCHITECTURE OFFICE